JUGEMテーマ:
パソコン 最近仕事の関係上、WindowsXPパソコン、Windows Vista パソコンを Windows7 にアップグレードすることが多い。
先日、TOSHIBA の Satellite T41 というパソコンをWindows7へアップグレードしていて気がついた。
Windows7アップグレード後に適用する必要があるモジュール(プログラムやドライバ)に以下のものがあったのだ。
Intel Robson Technology Driver/Intel Turbo Memory
これってなんだろうと思って調べてみた。
聞いたことが無い。
普通に検索するとある記事がヒットした。
■元麻布春男の週刊PCホットライン■
HDDキャッシュシステム「Robson」のもう1つの効果 ああ〜これかぁ、と思った。
そういえば、HDD自体にフラッシュメモリを付加する技術や、マザーボード上にフラッシュメモリを付加する技術が一時盛り上がったなぁ、というかなり昔のお話。
日付を見ると2006年3月11日になっている。
ふむふむなるほど。道理で記憶に無いはずだ。
このHDDにフラッシュメモリを付加するアイデアや、マザーボードにフラッシュメモリを載せるアイデア、また、USBメモリーをTurbo Boost として使うアイデアはその頃少し流行った。
そして現在の2010年はどうか?
どれも広まっている技術とはなっていない。
HDDにフラッシュメモリを搭載するアイデアは、一部製品化したような記憶があるが広く流通してはいない。というかもはや手に入らないと思う。きっとコスト的な問題だろう。
それよりもHDDのディスクキャッシュが32MBな製品の方が普通に流通している。
HDDキャッシュが32MBって昔に比べたらかなり大きいよね。
マザーボードにフラッシュメモリを載せるアイデアも、製品事態は出た記憶があるけど、これも流通していないね。
Turbo Boost は、広まっているんだか誰も使っていないんだかっていう感じですね。
デスクトップパソコンならまだしも、ノートパソコンだと、USBメモリ分はみ出ちゃうし。
一時、SDカードをTurbo Boost に使えないか試したことがあるが、SDカードの速度が遅すぎて意味が無かった。USBメモリだって、普通に流通している製品は、価格は破壊的に安くなったけれど、速度はひどいもので、4GBのUSBメモリに1GB程度のデータを書き込むとすごい待たされるよね。
中には価格が10倍くらいの速度が速いUSBメモリーや、最近のUSB3.0に対応した速度の速いUSBメモリーが販売され始めたけれど、Turbo Boost として使うには価格が高いよねぇ。
そもそも、2006年初期に構想されていたような、HDD自体にフラッシュメモリを載せるアイデアや、マザーボードにフラッシュメモリを載せるアイデア、なんかはある製品の出現によって駆逐されたとも言える。
それはもちろん、SSDだ。
Solid State Drive っていう、バカ早いHDD。
2003年頃に少しでもパソコンを早く起動しようというアイデアって、その発想自体は面白くっても、コストなんかのバランスで消えていく技術も少なくない。
それほどSSDの出現は、なかなかのブレークスルーだったんじゃないかなぁ、と思いますよ。
そんな中、合間見えた、Windows7用の「Intel Robson Technology Driver」。
まぁ、後者の「Intel Turbo Memory(ドライバ)」の方が主だと思うけれど、「Robson Technology」っていう名前が残っているのは、なんだか不思議さと悲しさを感じますね。